介護派遣は派遣会社が雇い主となり、派遣先施設へ出向きそこで労働するタイプの働き方です。
介護派遣で働くべきか正社員で働くべきか。
お悩みの方も居るかと思います。
そこで今回は介護派遣のメリット・デメリットを実体験も交えながら具体的にご紹介します。
この記事を最後までお読みいただいた上で、自身が介護派遣として働きたいか。
自分に介護派遣の働き方が合っているか。
改めて考えて貰えたら嬉しいです。
ぜひお読みください!
介護業界8年目。介護福祉士資格所持。ユニットリーダー経験有。
全くの未経験で派遣社員として介護業界へ足を踏み入れ、介護職のやりがいと奥深さを知る。
その後転職を2度経験し現在は正社員として就労中。
介護業界の働きやすさをアップさせるべくブログ執筆中!
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介護派遣のメリット5選
退職せず他施設を経験できる
派遣には派遣期間があります。
その期間は人によって違いますが、その期間が満了になると派遣先を変更する事になります。
一見
「せっかく慣れた所なのに別の所に行かなきゃいけないの~?」
と思う方も多いかと思います。
ですが、介護職にとって多くの施設を経験できるってのは大きなメリットなんです!
介護施設にも様々な業態があり、そこを利用している人。職員も様々です。
1つの施設に在籍していた時とは別の多くの経験が出来ます。
そしてその1つ1つの経験が自分の身に確実になります。
ちょっと辛いことがあっても
「あ、あそこの職場より全然マシだ~」
「あの時に比べたら何てことないな~」
と感じる事が多々ありますよ。
また介護技術に関しても、多くの職員さんの技術を見て、それを参考にする。
様々な施設を経験している内に自然とその技術が自分の物になっています。
職場の環境が合わなければ派遣先の変更を検討出来る
介護の職場ってやっぱりクセがあります。
職場の雰囲気だとか、そこにいる職員さんだとか…。
それでいて介護サービスはチームが一丸となってケアすることが重要です。
そんな時に職場の環境が自分に合わなかったら辛いですよね。
そんな環境でもそこですでに働いている人が居ると
「自分が合わせなきゃ!」
と頑張りすぎちゃって心身共に疲れてしまいます。
職場の合う合わないは人それぞれです。
あなたに合う職場も絶対あります。
当然ある程度そこに馴染もうとする努力は必要ですが、無理だけはダメ!!
でも正社員として
「さぁ頑張ろう!!」
と気合入れて就職して、その環境が合わなくても中々退職って道選べないんですよね…
自分も経験ありますが、どうにか自分がそこの環境に合わせなきゃ!!って無理することになってしまいます。
同じ法人内で別の事業所にって話を貰ったりしますが、それも中々上手くいかない事も多々あります。
そんな時に派遣として就業していれば、退職ではなく派遣先を変更するという選択肢を取ることが出来ます。
当然自分勝手な理由で変更はもちろん出来ませんし、嫌だからって確実に派遣先を簡単に変更できる訳ではありません。
ただ、職場が合わないなって時に最悪派遣先を変更出来るって選択肢が自分の中にあると、それだけで心に余裕が出てきます。
職場と一定の距離感を保つことが出来る
派遣社員はあくまで勤め先は派遣会社です。
職場である派遣先との間に派遣会社が仲介に入るようなイメージです。
なので、物理的にも精神的にも勤め先と一定の距離感を保つことが出来ます。
勤め先から無理な要求をされても、派遣会社が間に入っているので断りやすいです(そもそも派遣社員にそこまで無理な要求しないと思いますが…)
時給が高い
ご存じのように介護業界は今どこも人手不足です。
その人手不足を補う為介護派遣は非常に重宝されています。
そんな人材確保のために介護派遣は比較的時給が高く設定されている傾向にあります。
派遣会社選びをしっかりすれば正社員以上の時給を稼ぐことも出来る場合がありますよ。
(そもそも介護業界の正社員給料が安いのもあるかもですが…泣)
残業が少ない
介護の現場では記録やイベントの準備。委員会や会議等など業務外に残業が必要な場面が多々見られます。
ですが上記でも述べましたが派遣社員はあくまで派遣会社の人間です。
派遣でも記録には基本携わる必要はあるかと思いますが、イベントの準備や委員会等は契約になければ関わらない形になります。
ですので、正社員と比較して時間外の業務は少なくなります。
また、派遣会社との契約で時間給になっているので、万が一残業が発生しても必ず残業代が支給されるのも大きなメリットですね。
介護派遣のデメリット5選
ボーナス・退職金が出ない
派遣社員はボーナスや退職金は原則支給されません。
その他派遣先の福利厚生なんかも当然使用する事は出来ません。
上記で述べた「時給が高い」のは、このボーナスや退職金を出す必要が無い分時給が上乗せにされている面もあります。
正社員でボーナスありと派遣で時給は高いけどボーナスなし。
比較するとどうしても正社員の方が年収が高くなる傾向にあるのは注意点です。
職場に深く関わる事が出来ない
メリットであげた「職場と一定の距離感を取れる」ってのは、反対にデメリットにもなります。
派遣社員なので、契約によっては委員会や残業。会議等への参加は必要ないのですが、裏を返せばその職場にガッツリ関わることは出来なくなります。
派遣はあくまで人員補充の為の一時的な要因であって、長期的に勤める形では無いのでどうしてもそのような環境になります。
もっとこの職場でガツガツ働きたい!!
って方には派遣は向かないかも知れません。
職場内のキャリアアップは望めない
派遣社員はあくまで派遣会社の人間なので、どれだけその派遣先で努力し周囲に認められたとしても昇進等はありません。
自分は介護の現場だけでなく、その職場でどんどん昇進して管理職を目指して行きたい!
って方には派遣より正社員として勤めた方が良いのかなと思います。
正社員と派遣で壁を感じる
その職場やそこで働く方次第ではありますが、派遣職員に対しての風当たりが強く感じる事もあるかと思います。
自分も実際派遣社員として入った際に
「派遣だと残業なんかできないよね?」
と、嫌な顔されながら聞かれたことがあります。
そこで働いている人としては
「残業しない・時給高い」
ってイメージが強くて人によっては表立ってそれを態度に示す人も中にはいます。
派遣で働く際は、その様な際もある程度割り切って考えられる人が向いているかもしれないです。
派遣期間が満了すると別の職場へ行く事になる
こちらは上記とは逆にその職場がとても良い所だとしても、派遣期間が満了になったら別の派遣先へ行く必要があります。
そこで正社員にって話が出て自分もそれを望んでいれば良いんですが、派遣のままそこで続けて働きたいってのは基本的に叶いません。
せっかく良い職場に出会えて、利用者さんや職員にも慣れたのに別の派遣先へ行かなくては行けない…
これは大きなデメリットかなと思います。
まとめ:自分がどう働きたいかを再確認しよう
今回は派遣で働く場合のメリット・デメリットをご紹介しました。
どんな働き方を自分が望んでいるのか、今回の内容を参考にしていただき
派遣が良いのか正社員が良いのか、じっくり考えていただけると良いかと思います。
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