介護職にも派遣があるのをご存じですか?
正社員とは大きく異なる派遣の働き方。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、どちらの働き方が自分に合っているかお悩みの方も居るのではないでしょうか?
そこでこの記事では、介護職の派遣と正社員の違いや特徴を紹介すると共に、どんな人がどちらの働き方に向いているかも解説しています。
最後までお読みいただき自分に合った働き方を見つけて貰えたら嬉しいです。
介護業界8年目。介護福祉士資格所持。ユニットリーダー経験有。
全くの未経験で派遣社員として介護業界へ足を踏み入れ、介護職のやりがいと奥深さを知る。
その後転職を2度経験し現在は正社員として就労中。
介護業界の働きやすさをアップさせるべくブログ執筆中!
介護職の派遣と正社員の違いと特徴
雇用主
派遣社員の雇用主は派遣会社。一方正社員の雇用主は就業先の施設となります。
その職場に勤める際も、正社員は直接その施設へ応募。面接等を経て就業。
派遣の場合は派遣会社へ登録し、営業担当者と相談し派遣先を決定する形となります。
派遣の場合就業先である派遣先とのやり取りは、派遣会社が行ってくれるのである意味楽ではありますね。
ただ短い期間とは言え自分が働く場所なので、任せっきりにせず自分なりにその派遣先の情報を仕入れる事も重要かと思います。
給与・福利厚生
派遣の給料形態は時給制。正社員は月給制の施設がほとんどです。
特筆すべきは正社員にはボーナスが支給される事が多いですが、派遣社員には原則支給はない事がほとんどです。
どちらも正社員は就業先から。派遣社員は派遣先から支給される事となります。
また福利厚生に関しても注意が必要です。
派遣社員は派遣先の福利厚生ではなく、派遣会社の物しか使用できないので、福利厚生を活用したい人は派遣会社選びも確実に行いましょう。
雇用期間
正社員は雇用期間に定めがなく無期限雇用です。
一方派遣社員は派遣期間が定められており、その期間は派遣会社や派遣先で3カ月や半年と様々ですが、最大の派遣期間は3年となっています。
労働基準法によって定められているものなので、どれだけ自分に合った派遣先であっても、3年以上そこで働くことは原則出来ません。
職場との距離感
正社員は勤務先からの直接雇用なので、当然職場からの指示が直接自分に来ます。
残業の依頼から始まり、委員会や会議の参加も半強制的な面がある施設が多いです。
一方派遣社員の場合は、就業先である派遣先と自分の間に派遣会社が仲介する形で入ってくれます。
職場環境に悩みがあったとしても、正社員の場合相談する相手も自分も結局はその職場内の人となるので、根本的な解決に至るのが難しい面があります。
ですが派遣社員の場合は外部の人間である派遣会社の担当者に相談することで、問題を解決を図ることが出来ます。
最悪派遣先の変更を検討することも出来るので、その意味では安心できる環境かなと思います。
派遣と正社員どっちが向いてる?
それではここからは派遣に向いている人。正社員が向いている人。
それぞれどんな人が向いているか解説していきたいと思います。
派遣が向いている人
公私をしっかり分けプライベートの確保をしたい
派遣社員は原則契約に決められた業務のみを派遣先で実施する事となります。
なので、介護施設で良くある委員会や会議、イベントの準備などの為に残業する事は契約になければ行う必要がありません。
仕事は業務時間できっちりと終わらせて、プライベートの時間をしっかり確保したい方には派遣が向いています。
様々な職場を経験したい
派遣社員は派遣の期間が定められており、満期になれば別の派遣先へ行く事となります。
これは転職する事なく、様々な施設を経験する事が出来ると言う事なのです。
介護施設にもいくつか形態があり、その施設によって利用者様の傾向も違います。
また、多くの人と関わる事となりますが、その一つ一つがあなたのスキルとなるでしょう。
多くの職場で色々な経験をしたい!
って方は派遣がおすすめです!
未経験でまず介護の仕事を経験したい人
未経験の方にも意外と派遣はおすすめです。
介護の仕事に興味はあるけど、自分に合うのか分からない。
どの形態の施設が良いのか分からない。
いきなり正社員で勤めて続かなかったらどうしよう…
そんな時に派遣は活用できます。
派遣会社が自分と派遣先の間に入る事で、正社員でいきなり働きだすよりかは、少しハードルが下がります。
不安な事も多い介護業界に足を踏み出す一歩にもなるかなと思います。
介護未経験者に派遣をおすすめする理由についてはこちらの記事でも詳しく解説しています!⇩
正社員が向いている人
安定した働き方をしたい
なんと言っても正社員は安定性が大きなメリットです。
給料も月給制で、ボーナスが出る事もある。
福利厚生もあり、辞める事になっても退職金が貰える。
地域や施設によって異なりますが、やはり派遣より正社員の方が年収としても多い傾向にあります。
また、派遣はどうしても正社員と比べて立場が弱くなってしまいます。
介護業界において人員削減はそんなにないとは思いますが、派遣先が望む人材足りえなかった場合は俗に言う派遣切りなんて事もある恐れはあります。
また、世間体としても派遣=不安定というイメージがあるので、正社員と言うだけで安定していると受け止められる事も多々あるかと思います。
長期的に勤めて管理職などキャリアアップをしたい
正社員は無期限雇用なので、その事業支所でどんどんキャリアアップして行きたい人にはうってつけの環境です。
現場だけではなく、マネジメントなども行いたい人にとっては正社員でまず現場の経験をし徐々にキャリアアップするのが望ましでしょう。
職場に深く関わりたい
派遣のメリットである残業がない。イベントや会議・委員会の参加が免除されるのは反対にその職場に深く関わることが出来ない事を意味します。
ですので、業務の改善やイベントの企画立案。
利用者様の担当になりケアの方向性を会議等でしっかり意見したいような方は正社員で働くのが良いと思います。
まとめ:どんな働き方をしたいか明確に
ここまで、派遣と正社員に向いている人を解説してきました。
どちらにもメリット・デメリットはあるものです。
今の自分、そしてこの先の自分はどのような働き方をし、どうなって行きたいかをじっくりと考え選択して頂きたいと思います。
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