親の一人暮らしが心配なときにできること|離れて暮らす家族が確認すべきポイントと相談先
親が一人暮らしをしていると、元気そうに見えても本当に大丈夫なのか不安になることがあります。
電話では普通に話していても、
- 食事はきちんと取れているのか
- 薬は飲めているのか
- 家の中で転んだらどうするのか
- 急に連絡が取れなくなったらどうすればいいのか
と考えてしまいますよね。
私は介護福祉士として介護現場に関わってきましたが、高齢の方は本人が大丈夫と言っていても、生活の中で小さな変化が出ていることはあります。
たとえば、冷蔵庫の中身、郵便物、掃除の様子、外出頻度、薬の管理などに、以前とは違う変化が見えることがあります。
ただし、心配だからといって、いきなり同居や施設入居を考える必要はありません。
まず大切なのは、親の今の生活状況を確認し、家族でできる見守りの仕組みを少しずつ整えていくことです。
この記事では、親の一人暮らしが心配なときに確認したい生活チェックリスト、家族で決めておきたいこと、使える見守り方法、相談先まで分かりやすく解説します。
親の暮らしを尊重しながら、家族も安心できる形を一緒に考えていきましょう。
親の一人暮らしが心配になる主な要因
親の一人暮らしが心配になる要因として、まず思い浮かぶのは転倒や急病でしょう。
離れて暮らしていると、家の中で倒れたときや急に体調を崩したらどうするのかと不安になりますよね。
また、火の不始末や薬の飲み忘れ、通院の中断、食事の偏りなども気になるところです。
ただ、見落としやすいのは、本人が元気そうに見えていても生活の小さな変化が出ているケース。
たとえば、冷蔵庫に同じ食品ばかり入っている、郵便物がたまっている、掃除が行き届かなくなっている、外出の回数が減っているといった部分です。
こうした変化は、体力の低下や認知機能の変化、気力の低下が少しずつ出ているサインとも考えられます。
ほかにも、近年ですと詐欺や悪質商法に巻き込まれるリスクもあるでしょう。
特に、家族と離れて暮らしている場合、誰にも相談しないまま契約してしまったり、お金のトラブルを抱え込んでしまったりすることも考えられます。
と、この様にちょっと考えただけでも高齢者の一人暮らしはリスクが多く潜んでいます。
ただ大切なのは闇雲に不安になるだけでなく、どの部分にリスクがあるのかを整理して、それぞれの対策を知ることが大切です。
- 親の一人暮らしにおける主なリスク
- 食事・薬・冷蔵庫・家の中の安全など、まず確認したい生活チェック項目
- 親と連絡する頻度や返事がないときの対応ルール
- 緊急連絡先やかかりつけ医、薬の情報をまとめておく大切さ
- 合鍵や近所の人・親戚に頼れる範囲の決め方
- 親の一人暮らしに使える見守り方法
- 家族だけで抱え込まないための相談先
- 今日からできる具体的な備え
まず確認したい親の一人暮らしチェックリスト
親の一人暮らしが心配なときは、まず今の生活状況を落ち着いて確認することが大切です。
なんとなく不安だから何かしないといけないと考えるよりも、食事、健康、家の中の安全、お金の管理、人とのつながりなど、どこに不安があるのかを整理したほうが対策を考えやすくなります。
親本人は大丈夫と言っていても、実際には生活の小さな変化が出ていることもあります。
次に実家へ行ったときや電話で話すときは、以下の項目を確認してみてくださいね。
食事はきちんと取れているか
親の一人暮らしでまず確認したいのが、毎日の食事です。
本人はちゃんと食べていると言っていても、実際にはパンや麺類だけで済ませていたり、同じものばかり食べていたりすることがあります。
特に高齢になると、買い物に行くのが面倒になったり、料理をする気力が落ちたりすることも多いでしょう。
確認するときは、食べてる?と聞くだけでなく、最近は朝ごはんに何を食べているか、夕飯は自分で作っているか、買い物にはどのくらいの頻度で行っているかなど、具体的に聞いてみる事をおすすめします。
実家に行ける場合は、冷蔵庫の中身や食材の減り方、調味料の使われ方なども見ておくと、普段の食生活が見えてきますよ。
食事の準備が負担になっているようなら、配食サービスや宅配弁当、家族が冷凍のおかずを用意する方法も検討する余地が出てきます。
大切なのは、食べているかどうかだけでなく、無理なく食事を続けられる状態かを見るのがポイントですね。
冷蔵庫の中身や賞味期限切れが増えていないか
実家に行ったときは、冷蔵庫の中も確認しておきましょう。
賞味期限切れの食品が増えている、同じ食材を何度も買っている、食べかけのものが残っている場合は、買い物や食事の管理が負担になっている可能性があります。
また、食品が極端に少ない場合は、買い物の回数や食事量が減っていることも考えられます。
賞味期限切れが増えている場合は、家族が整理を手伝う、配食サービスを利用するなどの対策も検討しましょう。
冷蔵庫の中身は、親をチェックするためではなく、暮らしに無理が出ていないかを知る手がかりになります。
家の中に転倒しやすい場所がないか
高齢の親が一人暮らしをしている場合は、家の中の転倒リスクも確認しておきましょう。
特に注意したいのは、以下の場所です。
- 玄関
- 廊下
- 階段
- 浴室
- トイレ
- 寝室まわり
段差につまずく、マットがずれる、床の荷物に足を引っかける、夜間に暗い中で移動して転ぶといった事故は少なくありません。
転倒はケガだけでなく、骨折や入院をきっかけに体力や歩く力が低下し、一人暮らしの継続が難しくなることもあります。
実際に厚生労働省の「国民生活基盤調査(2022年)」によると、介護が必要となった原因として認知症・脳血管障害に次いで第3位に骨折・転倒が入っています。
実家を訪れた際は、床に物が置かれていないか、コードが通路に出ていないか、照明は十分かなどを確認してみましょう。
必要に応じて、滑り止めマットや手すり、足元灯などを活用し、安全な環境を整えていきましょう。
薬の飲み忘れや通院忘れがないか
親が持病を抱えている場合は、薬の飲み忘れや通院忘れがないかも確認が必要です。
高齢になると薬の管理が難しくなり、飲み忘れや重複して飲んでしまうことがあります。
以下のポイントを確認しておきましょう。
- 薬が余っていないか
- 古い薬が残っていないか
- お薬手帳が更新されているか
- 病院の予約日を忘れていないか
- 定期受診が途切れていないか
確認するときは、「薬は飲んでいる?」だけでなく、何の薬を飲んでいるか、次の通院日はいつか、通院に負担を感じていないかなどを具体的に聞くと状況が分かりやすくなります。
薬の管理が不安な場合は、薬ケースの活用や通院予定の共有なども有効です。
ただし、薬の変更や中止は家族だけで判断せず、気になることがあれば医師や薬剤師に相談しましょう。
郵便物や支払いがたまっていないか
郵便物や支払いの状況も重要な確認ポイントです。
郵便物がたまっていたり、未開封の封筒が増えている。支払い用紙の期限が過ぎている場合は、生活管理が少し負担になっている可能性があります。
特に、以前はきちんと整理できていたのに最近たまり始めた場合は、体力の低下や判断力・記憶力の変化が出始めているサインとも考えられます。
また、身に覚えのない請求書や契約書類がある場合は、悪質商法や詐欺に巻き込まれていないかも注意が必要です。
支払い忘れが増えている場合は、口座振替にする、重要な書類を置く場所を決める、家族が定期的に確認するなどの対策を考えておきましょう。
掃除・洗濯・身だしなみに変化がないか
部屋のほこりが増えている、洗濯物がたまっている、同じ服を着ることが増えた場合は、家事をする体力や気力が落ちている可能性があります。
また、以前はきちんとしていた親の身だしなみが急に乱れてきた場合は、体調不良や気分の落ち込み、認知機能の変化が関係している場合も考えられます。
ただし、だらしないと決めつけるのではなく、最近掃除は大変じゃない?、洗濯物たまってない?とやわらかく聞くことが大切です。
負担が大きそうなら、定期的に家族が手伝う、家事代行や介護保険サービスの利用を検討するなど、無理なく暮らせる方法を考えてみましょう。
外出や人との交流が減っていないか
外出の頻度や人との交流も重要なポイントです。
買い物に行く回数が減った、近所の人と話さなくなった、趣味や集まりに参加しなくなった場合は、体力の低下や気力の落ち込みが関係している可能性があります。
外出が減ると、歩く機会や人と話す機会も少なくなり、筋力低下だけでなく社会的な孤立、孤独感につながることも考えられます。
確認するときは、最近どこか出かけた?、近所の人とは話している?というように、普段の生活を自然に聞く形にすると良いでしょう。
外出が負担になっているようなら、買い物支援、配食サービス、地域のサロン、デイサービスなど、無理なく人と関われる方法が対策として重要です。
お金の管理に不安が出ていないか
お金の管理に不安が出ていないかも確認が必要です。
通帳の記帳が止まっている、支払い忘れが増えている、財布の中にレシートがたまっている場合は、お金の管理がうまくできていない恐れがあります。
また、不要な契約をしている、身に覚えのない引き落としがある、急に大きなお金を使っている場合は、詐欺や悪質商法にも注意が必要です。
不安がある場合は、通帳や支払い方法を一緒に整理する、口座振替に変更する。
必要に応じて地域包括支援センターや消費生活センターに相談することも視野に入れて考えておきましょう。
困ったときに頼れる人が近くにいるか
親の一人暮らしでは、困ったときに頼れる人が近くにいるかも確認しておきましょう。
家族が離れて暮らしている場合、急な体調不良や転倒、家のトラブルがあったときに、すぐ駆けつけられないことの方が多いでしょう。
近所の人、親戚、友人、かかりつけ医、民生委員*など、親が困ったときに連絡できる相手がいるかを把握しておくと安心です。
そしてその連絡相手とはあなた自身も連絡が取れるような形をとっておくとさらに良いでしょう。
もし頼れる人が少ない場合は、緊急連絡先を見える場所に置く、家族との連絡ルールを決める、地域包括支援センターや見守りサービスの利用を検討するなど、早めに備えておきましょう。
民生委員とは、地域の身近な相談相手として、住民の生活上の困りごとを聞き、必要に応じて行政や福祉サービスにつなぐ役割を持つ人。
ボランティアとして高齢者の見守りや安否確認、生活の不安に関する相談などにも関わることがあります。
親の一人暮らしが心配な時に家族が決めておきたいこと
親の生活状況を確認したら、次は家族で決めておくことを整理しておきましょう。
親の一人暮らしが心配でも、その場その場で対応しているだけでは、連絡が取れないときや急な体調不良があったときに慌ててしまいます。
あらかじめ連絡の頻度や緊急時の対応、かかりつけ医や薬の情報などを共有しておくことで、いざというときに動きやすくなります。
親の自由な暮らしを尊重しながら、家族が安心して見守れる体制を少しずつ整えていきましょう。
連絡する曜日や時間を決める
親の一人暮らしを見守るうえで、まず決めておきたいのが連絡する曜日や時間です。
気になったときにだけ連絡する形だと、家族側も不安になりやすく、親も急な連絡に負担を感じることがあります。
たとえば、毎週日曜日の夕方に電話する、平日の夜にLINEで一言やり取りするなど、無理のない頻度で決めておくと続けやすくなります。
連絡の目的は、親を監視することではなく、普段の様子を自然に知ることです。
声の元気さ、会話の内容、生活リズムの変化などは、定期的に連絡しているからこそ気づけることもあります。
親の生活ペースを尊重しながら、家族も安心できる連絡の形を決めておきましょう。
返事がないときの対応ルールを決める
親と連絡する曜日や時間を決めたら、返事がないときの対応もあらかじめ決めておきましょう。
一度電話に出ないだけで慌てる必要はありませんが、何時間たっても返信がない、何度かけてもつながらない場合は、家族側も不安になります。
たとえば、電話に出なければLINEを送る、数時間後にもう一度連絡する、それでも反応がなければ近くの親戚や近所の人に確認をお願いする、というように順番を決めておくと安心です。
ただし、親にとっては頻繁な確認が負担になることもあるため、事前に返事がないときはこうするねと伝えておくことが大切です。
家族だけで判断に迷う場合は、地域包括支援センターや自治体の相談窓口も確認しておきましょう。
緊急連絡先を紙にまとめておく
親の一人暮らしでは、緊急連絡先を紙にまとめておくことも大切です。
スマホに連絡先が入っていても、急な体調不良や転倒のときに本人が操作できるとは限りません。
例えば、以下のような連絡先を紙にまとめて、電話の近くや冷蔵庫など分かりやすい場所に置いておきましょう。
- 家族の電話番号
- 近くに住む親戚の連絡先
- かかりつけ医の連絡先
- 利用している介護サービスの連絡先
- 地域包括支援センターの連絡先
救急搬送や近所の人が対応する場面でも、連絡先がすぐ分かると家族へつながりやすくなります。
あわせて、持病や飲んでいる薬、アレルギーの有無なども簡単にまとめておくと安心です。
いざというときに慌てないためにも、親本人と相談しながら、必要な情報を見える形で残しておきましょう。
かかりつけ医・薬・持病を把握しておく
親の一人暮らしでは、かかりつけ医や飲んでいる薬、持病について家族も把握しておくことも大切です。
急な体調不良や救急搬送があったとき、普段通っている病院や持病、服用中の薬が分からないと、対応に時間がかかることがあります。
特に、高血圧、糖尿病、心臓病、脳梗塞の既往歴などがある場合は、普段の通院先や薬の内容を確認しておくと安心です。
お薬手帳の保管場所、次の通院日、薬をどのように管理しているかも、親と一緒に確認しておきましょう。
ただし、薬の飲み方を変えたり、自己判断で中止したりせずに、気になることがある場合は、家族だけで判断せず、かかりつけ医や薬剤師に相談しましょう。
医療情報を共有しておくことは、親を管理するためではなく、いざというときに親を守るための備えにもなりますよ。
合鍵の管理方法を決める
合鍵の管理方法も家族で決めておく必要があるでしょう。
急な体調不良や転倒があったとき、家の中に入れないと安否確認や救急対応が遅れてしまうことがあります。
家族が近くに住んでいる場合は、誰が合鍵を持つのかを決めておくと安心です。
離れて暮らしている場合は、近くの親戚や信頼できる人に預ける方法もあります。
ただし、合鍵は防犯にも関わるため、誰に預けるのか、どんなときに使うのかを親本人と話し合っておくことが大切です。
勝手に合鍵を作ったり、本人の了承なく使ったりすると、親が不信感を持つ原因になります。
緊急時に困らないためにも、親の気持ちを尊重しながら、無理のない合鍵の管理方法を決めておきましょう。
近所の人や親戚に頼れる範囲を確認する
家族が離れて暮らしている場合、急な体調不良や連絡が取れないときに、すぐ様子を見に行くことが難しい場合があります。
そのようなとき、近くに住む親戚や信頼できる近所の人に、安否確認だけでもお願いできると安心です。
ただし、頼る相手にも生活があります。
何でもお願いするのではなく、電話がつながらないときに玄関先だけ見てもらう、緊急時に家族へ連絡してもらうなど、無理のない範囲を事前に確認しておくことが大切です。
また、親本人が近所の人に知られたくないと感じる場合もあるため、勝手にお願いするのではなく、親の気持ちを聞いたうえで進めましょう。
頼れる人が少ない場合は、後述する見守りサービスや地域の支援もあわせて検討しておくと安心です。
親の一人暮らしが心配な時に使える見守り方法
親の一人暮らしが心配なときは、家族だけで見守ろうとせず、見守りサービスや地域の支援を組み合わせる方法もあります。
ただし、見守り方法にはいくつか種類があり、親の性格や生活状況によって向き不向きがあります。
ここでは、代表的な見守り方法を簡単に紹介します。
- 電話・LINE・ビデオ通話での見守り
家族が定期的に連絡を取り、声や会話の様子から変化に気づく方法です。費用をかけずに始めやすい一方、家族側の負担が大きくなることもあります。
- センサー型の見守りサービス
人感センサーやドアの開閉、室内の動きなどから安否を確認する方法です。親に直接連絡しなくても様子を把握しやすいのが特徴です。
- 電気・ガス・家電の使用状況で見守るサービス
電気やガス、ポットなどの使用状況から、普段通り生活しているかを確認する方法です。カメラに抵抗がある親でも取り入れやすい場合があります。
- 緊急通報ボタン・駆けつけサービス
体調不良や転倒など、緊急時にボタンを押して通報できるサービスです。必要に応じて駆けつけ対応があるものもあります。
- 配食サービスによる見守り
食事を届けるときに、安否確認もしてもらえるサービスです。食事の準備が負担になっている親にも向いています。
- 自治体や地域の見守りサービス
市区町村、社会福祉協議会、地域包括支援センターなどが、高齢者の見守りや相談に関わっている場合があります。住んでいる地域によって内容が異なるため、まずは自治体の窓口で確認してみましょう。
- 郵便局・宅配・民間企業の見守りサービス
定期訪問や電話確認などを通じて、離れて暮らす家族に親の様子を知らせてくれるサービスもあります。
見守りサービスを選ぶときは、安心だからといっていきなり導入するのではなく、親が負担に感じにくい方法から始めることが大切です。
親が監視されていると感じると、見守りそのものを嫌がってしまうことがあります。
まずは、家族の連絡、地域の支援、必要に応じた見守りサービスを組み合わせながら、無理のない形を探していきましょう。
親の一人暮らしが心配なときの相談先一覧
親の一人暮らしが心配なときは、家族だけで抱え込まず、状況に合わせて相談先を使い分けることが大切です。
特に、介護が必要かもしれない、最近の様子が変わってきた、どのサービスを使えばよいか分からないという場合は、早めに地域の相談窓口へつなげておくと安心です。
相談先によって対応できる内容が異なるため、以下を参考にしてみてください。
| 相談先 | 相談できること | 相談する目安 |
|---|---|---|
| 地域包括支援センター | 高齢者の生活、介護、見守り、認知症、介護保険サービスなど | どこに相談すればよいか分からないとき |
| 市区町村の高齢者福祉窓口 | 自治体の高齢者支援、見守りサービス、介護保険の手続きなど | 地域で使える制度やサービスを知りたいとき |
| 社会福祉協議会 | 生活支援、見守り、地域の助け合い活動、福祉サービスなど | 地域の支援や生活面の困りごとを相談したいとき |
| かかりつけ医 | 持病、薬、体調変化、認知症が疑われる変化など | 体調や薬、物忘れが気になるとき |
| ケアマネジャー | 介護サービスの調整、ケアプラン、家族の相談など | すでに介護保険サービスを利用しているとき |
| 民生委員 | 地域での見守り、生活の困りごとの相談、必要な窓口への橋渡し | 近所で気にかけてくれる人が少ないとき |
| 消費生活センター | 詐欺、悪質商法、不要な契約、身に覚えのない請求など | お金や契約のトラブルが心配なとき |
| 警察相談専用電話 #9110 | 犯罪や事故か分からない不安、詐欺、悪質商法、防犯相談など | 今すぐ110番するほどではないが警察に相談したいとき |
| 救急安心センター #7119 | 救急車を呼ぶべきか、すぐ病院へ行くべきかの相談 | 急な病気やけがで判断に迷うとき |
| 119番 | 救急車が必要な体調不良、転倒、大きなけが、意識がないなど | 緊急性が高いとき |
まず相談先に迷ったときは、地域包括支援センターや市区町村の高齢者福祉窓口に相談するのがおすすめです。
親の住んでいる地域によって、利用できる見守りサービスや支援制度は異なります。
そのため、家族が住んでいる地域ではなく、親が住んでいる市区町村の窓口を確認しましょう。
親の一人暮らしが心配なときは、家族だけで何とかしようとせず、早めに地域や専門機関につながっておく事も重要ですよ。
まとめ:親の一人暮らしが心配になって来たきとは、できることから少しずつ備えよう
親の一人暮らしが心配なときは、まず不安の中身を整理することが大切です。
転倒や急病だけでなく、食事、薬の管理、家の中の安全、郵便物や支払い、人との交流など、日常生活の小さな変化にも目を向けておきましょう。
ただし、心配だからといって、いきなり同居や施設入居を迫る必要はありません。
まずは、親が今の生活をできるだけ安心して続けられるように、家族で見守る仕組みを作ることが大切です。
今日からできることとしては、次のようなものがあります。
- 次に実家へ行ったときに、食事・冷蔵庫・家の中の安全を確認する
- 連絡する曜日や時間を親と決めておく
- 返事がないときの対応ルールを家族で共有する
- 緊急連絡先やかかりつけ医、薬の情報を紙にまとめる
- 親が困ったときに頼れる人が近くにいるか確認する
- 必要に応じて、見守りサービスや地域の相談先を調べておく
親の一人暮らしを支えるうえで大切なのは、親を管理することではなく、親の気持ちを尊重しながら、お互いに無理のない形で安心を増やしていくことです。
家族だけで抱え込まず、地域包括支援センターや市区町村の窓口、見守りサービスなども活用しながら、できるところから少しずつ備えていきましょう。
